インビザライン®矯正
(マウスピース型矯正装置)
こんな方におすすめ
- 矯正していることをなるべく周囲に気づかれたくない方
- 金属アレルギーが心配な方
- 歯の表面に装置をつけたくない方
- 矯正中でも食事を楽しみたい方
- 激しいスポーツ、管楽器の演奏をする方
- 決められた通りにマウスピースを装着できる方
- 歯並びを健康的になおしたい方
優れた特徴
他のマウスピース矯正とは違う、
デジタルマウスピース矯正
デジタルマウスピース矯正
マウスピース矯正は目立ちにくく、取り外しもできるため、ストレスを感じることなく矯正治療を行うことができるのが魅力です。
インビザライン®(マウスピース型矯正装置)はそれに加え、他のマウスピース矯正にはない、いくつかの特徴を持っています。
AI技術を取り入れている
インビザライン®(マウスピース型矯正装置)は、他の多くのマウスピース矯正とは違い、AI技術を様々なところに取り入れているのが特徴です。
型取りはiTeroと呼ばれる光学スキャナで行われるため、型取りが楽なのに加え、他の多くのマウスピース矯正とは違い、1回の型取りで済みます。また、従来とは比べ物にならないほど正確な型が取れます。
また、その後のマウスピースの作製は、3Dプリンターによって行われるため、非常に精度の高いマウスピースができあがります。
治療の予測が可能
独自の技術でコンピューターが歯の動きを正確に予測しますので、事前に矯正後のイメージを見ていただくことができます。
これは、インビザライン®(マウスピース型矯正装置)が独自に保有している膨大な治療データの蓄積によって可能になっています。
治療にかかるほぼ正確な期間を知ることも可能なので、将来の計画が立てやすくなります。
メリット
治療期間中も目立ちにくい
厚みわずか0.5ミリの透明なプラスチック製マウスピースを使います。口の中に装着すると、その自然な見た目に多くの方が驚かれます。
そのため、これまで外観への抵抗感から矯正治療に踏み出せなかった方に是非一度検討していただきたい治療法です。
痛くなりにくい快適な使用感
従来のワイヤー矯正でありがちだった、装置がお口の粘膜を刺激して起こる痛みというのがありません。
虫歯になりにくくお手入れが簡単
装置を外して歯磨きすることができ、今まで通り歯磨きをすれば良いので、虫歯のリスクが高まることがありません。また、10〜14日後に新しいマウスピース装置と交換しますので、装置自体も清潔な状態を保てます。
金属アレルギーを起こさない
ワイヤー矯正の場合、金属製のワイヤーによる金属アレルギーを引き起こす可能性がありますが、インビザライン®(マウスピース型矯正装置)では、体に無害な医療用プラスチックでできたマウスピースを使用しますので、金属アレルギーの心配もありません。
食事で我慢をする必要がない
食事の時には外しますので、食べたいものを我慢する必要も、外食時に人目を気にする必要もありません。
注意点
良い面が多いですが、あらかじめ注意点もご理解ください。
処置を行う場合があります
歯をスムーズに動かすため、治療期間を短くするために、歯の表面にアタッチメント(歯の表面につける白い小さな突起)の装着や、IPR(歯と歯の間をわずかに削り、歯の横幅を小さくする)といった処置を行う場合があります。
叢生の方ほど、IPRを行う必要性が高くなりますが、痛みが出たり、歯の健康に影響が出たりすることはありません。
計画修正・マウスピースの再製作
マウスピースの紛失や、マウスピースの交換がきちんと行われなかったなど、治療が計画通りに行かなかった場合、計画修正やマウスピースの再製作を行う場合があります。
患者様が使わないと治療が進まない
マウスピース矯正は、装置を外せるのが便利な反面、ご自分でしっかりと管理をして1日に決められた時間装着していただかなければ歯が動かないため、注意が必要です。インビザライン®の場合、1日に20時間以上のマウスピースの装着が必要です。
マウスピース以外の装置を使うことも
歯の移動を助け、より理想的な歯並びや噛み合わせを作り上げるために、矯正用のミニインプラントや顎間ゴム(エラスティックス)といったマウスピース以外の装置を使用して治療を進めていくこともあります。
治療の流れ
step1. カウンセリング
- 歯並びの悩み・疑問について詳しくお聞きします。
- マウスピース矯正の治療内容、メリット・デメリット、費用などのご説明をいたします。
- 大まかな治療計画についてご説明いたします。
step2. 精密検査
- 各種レントゲン検査(口内法、セファロ、CT)を行います。
- 口腔内スキャナーで歯の型取りを行います。
- お顔、口腔内の写真検査を行います。
口腔内スキャナーiTeroを使用して歯の型取りをすることで、従来のように材料をお口いっぱいに入れて苦しい思いをすることなく、短時間で、精密な型を取ることができます。
step3. 治療計画のご説明
- あなただけのオーダーメイドプランをご説明します(治療のシミュレーションを画面上でご確認いただけます)。
- より具体的な治療手順、治療に伴うリスク、費用、追加治療の見通しについてご説明します。
当院のインビザライン®︎矯正は費用を抑えた、良心的な価格設定でご提供しています。
step4. 矯正治療スタート!
- あなただけのオーダーメイドのマウスピースで治療を開始していただきます。
- 装置の使用方法、注意事項をご説明します。
- 治療後には、治療結果を維持するため、リテーナー(保定装置)の装着が推奨されています。
できるケースできないケース
多くの歯並びのお悩みを解決できます。
透明で目立たないマウスピースを装着するだけで気軽に歯並びを整えることができることから、大変人気の高い治療法です。
開発されて以来次々に改良が加えられているインビザライン®は、だんだんと適応症例が広がってきてはいますが、やはり中には適さないケースというのもあります。インビザライン®ができるケース、できないケースについてご紹介していきます。
治せる歯並び
1.ガタガタの歯並び(叢生)
八重歯に代表されるような、歯ならびがガタガタ重なった歯並びの多くはインビザライン®で治療が可能です。
2.すきっ歯(空隙歯列)
歯と歯の間がすいている歯並びです。
3.出っ歯
上の前歯が前に突き出ている歯並びです。軽度のものであればインビザライン®で治療が可能です。
4.受け口
下の前歯が上の前歯よりも前に出ている歯並びです。こちらも軽度の受け口の場合には治療可能です。
5.開咬(オープンバイト)
上下の歯をかみ合わせた時に、前歯に隙間が空いているかみ合わせです。
6.すれちがい咬合(はさみ状咬合)
上下の歯がしっかりかみ合っておらず、ハサミのようにすれ違ってしまっている状態です。
7.交叉咬合(クロスバイト)
歯をかみ合わせた時に、いくつかの歯が反対のかみ合わせになっている場合をいいます。
8.過蓋咬合(ディープバイト)
かみ合わせが深い状態で、かみ合わせた時に下の前歯が上の前歯でほぼ隠れてしまうようなかみ合わせです。
まとめ
以上が対処可能なケースですが、この中でも得意とするケース、そうでないケースというのはあります。しかし実際、歯並びやかみ合わせが悪い場合、上のいくつかを併発していることが多いため、個々の状況によって難易度というのは変わってきます。
できる・向いているケース
インビザライン®(マウスピース型矯正装置)が、できる・もしくは向いているケースは、一般的に次のようなケースです。
非抜歯ケース
歯を並べる際に顎の骨のスペースが足りない場合には、いくつか歯を抜歯して(間引いて)歯を並べますが、抜歯をせずに並べられるくらいの軽度の歯並びの不正の場合、適しています。
抜歯ケースで歯の移動量が少ない場合
抜歯が必要になるケースであっても、歯を移動する距離が少なく、歯を傾斜して動かせるような場合には合っています。
きちんと自己管理できる方
マウスピースをご自分で装着していただくシステムですので、ご自分でしっかりと決められた時間(1日22時間以上)装着できる方に向いています。
できない・向かないケース
インビザライン®(マウスピース型矯正装置)が、できない、もしくは向いていないケースとは次のような場合です。
抜歯症例で歯をたくさん移動しなくてはならない場合
歯を並べるのに抜歯が必要となるケースで、かつ歯をたくさん移動しなければならない場合にはインビザライン®(マウスピース型矯正装置)だけでは対応できないことがあります。
そのような場合で、もし希望される場合、インビザライン®(マウスピース型矯正装置)とワイヤー矯正を組み合わせて行い、ワイヤー矯正の期間を短くすることも可能です。
骨格的に問題が大きい場合
骨格的に上あごや下あごが出てしまっているような、骨格的な問題が大きい場合、歯のみを動かすインビザライン®(マウスピース型矯正装置)では対応ができません。
治療ができない場合の治療法
他の目立たない矯正法を選択する
インビザライン®(マウスピース型矯正装置)を希望する方の多くは「目立たない」矯正を希望されています。もしインビザライン®(マウスピース型矯正装置)が不可能なケースの場合、白いブラケットやワイヤーを使った目立たない矯正法というのもありますので、ご相談ください。
骨格的な問題の場合には外科矯正という手段も
格的なズレが大きい場合は、インビザライン®(マウスピース型矯正装置)だけでなく、一般的なワイヤー矯正でも治療が不可能なことがあります。
ですが、そのような場合、骨を切断したうえで矯正治療を行う「外科矯正」なら治すことが可能で、保険適用が可能になることもありますので、こちらの方法を検討してみるのも良いかもしれません。詳しくはご相談ください。
よくあるご質問
使用上について
インビザライン®︎(マウスピース型矯正装置)治療を行う上で質問の多い項目、例えば治療期間はどのくらいか、痛みの程度や歯への影響、可能または不可能なケースとはどういったものか、といった様々なご質問にお答えいたします。
- 治療期間はどれくらいですか?開く
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数ヶ月〜3年くらいですが、症例によって変わります。部分的に矯正を行う場合だと数ヶ月で終了することもありますが、全体を行う場合には3年ほどかかることもあります。これはワイヤー矯正でも同様です。簡単な症例ほど短期間で、難しい症例ほど長期間かかります。
- 他の矯正のように痛みは出ますか?開く
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一般的に、ワイヤー矯正などに比べ痛みははるかに少ないです。インビザライン®(マウスピース型矯正装置)は優しい力で歯を移動できるように工夫されていますので、歯が動く際の痛みは他の矯正法に比べて少ないのが特徴です。また、歯の表面に装置がつかないため、お口の粘膜が傷つくこともなく、そういった意味でも痛みを少なく矯正することができます。
- 詰め物やかぶせものがあってもできますか?開く
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他の矯正方法よりも、大丈夫な場合が多いです。インビザライン®(マウスピース型矯正装置)は歯全体を包み込むようにして徐々に歯を動かしていきますので、他の矯正治療方法と比べて詰め物や被せ物、差し歯があっても問題なく矯正治療を行うことができる場合が多いです。
- 妊娠中でも可能ですか?開く
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可能ですが、できれば避けたほうがよいでしょう。インビザライン®(マウスピース型矯正装置)は、他の矯正法に比べてストレスの少ない矯正法ですし、使用している材料も体に無害であるため、矯正そのものがリスクになることはありません。しかし、妊娠中はつわりでお口にものを入れると気持ちが悪くなったり、食事回数が増えてマウスピースの装着時間が少なくなってしまったりなど、予期せぬ事態が起こりがちです。できれば出産をされてからの方が安心でしょう。
- 虫歯、歯周病があるんですが、可能ですか?開く
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可能ですが、矯正治療の前に虫歯や歯周病の治療をする必要があります。インビザライン®(マウスピース型矯正装置)は歯全体を包み込むようにして徐々に歯を動かしていきますので、他の矯正治療方法と比べて詰め物や被せ物、差し歯があっても問題なく矯正治療を行うことができる場合が多いです。
- 通常の矯正よりも歯に優しいと聞きましたが、本当ですか?開く
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はい、数々の面で歯に優しく矯正治療を行うことができます。取り外しができますので、歯磨きもそれまで通り行うことができ、従来の矯正治療法と比べて虫歯や歯周病のリスクが高まりにくいです。また、歯を動かす際にも、歯になるべく負担をかけないような配慮がなされていますので、歯に余計なダメージがかかりません。そして、歯に直接装置がつくワイヤー矯正の場合、歯が並び終わって装置を外す際に、歯のエナメル質に細かいヒビが入ることが稀にありますが、マウスピースの場合にはそのようなことも起こりません。
- 年齢制限はありますか?開く
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いいえ、特にはありません。特にインビザライン®(マウスピース型矯正装置)に代表されるような目立たない矯正が開発されてから、大人になってから矯正治療を始める方が増えています。何歳になっても矯正治療は可能ですので、まずはお気軽にご相談ください。
マウスピースについて
インビザライン®︎(マウスピース型矯正装置)︎について、見た目や使い心地に関する質問、マウスピース型矯正装置を使用する上で気になる、注意すべき点についてのご質問にお答えします。
- マウスピースを装着していて、発音しにくくないのですか?開く
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最初は慣れないかもしれませんが、徐々に慣れてきます。最初の数日は発音しにくい感じがあるかもしれませんが、だんだんと慣れて普通に喋れるようになりますのでご安心ください。
- どれくらい目立たないのですか?開く
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注意を払って見ない限りそれほど気づかれることはありません。0.5ミリという、薄くて透明なマウスピースですので、パッと見た感じでは全く気づかれません。近い距離でしばらく向かい合って会話をすると気づかれることがあるかな、という程度です。
- マウスピースをつけたまま飲み物を飲んでも構いませんか?開く
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基本的に飲食時には外していただきます。原則として飲食時には取り外していただきます。飲み物の場合、噛むという動作をするわけではないので、そのままでもいい気がするかもしれませんが、糖分を含むものの場合、マウスピースの内部に糖分が停滞して虫歯のリスクがありますし、色のついた飲み物の場合、マウスピースのなかに色が残って見た目が悪くなります。水の場合は特に問題ありませんが、基本的にその他のものは必ず外してからお願いします。
- もしマウスピースの装着をサボるとどうなりますか?開く
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装着期間をその分長めにしていただきます。マウスピースの装着をサボってしまうと、歯が動かないだけでなく、歯が元の位置に戻ろうとしてしまいます。そのため、サボった時期のマウスピースをそれだけ長く装着していただくことになり、治療期間はそのぶん長引いてしまいます。どのくらい長く装着するかは状況によっても変わりますので、装着が不十分な場合にはまずご連絡ください。