インプラント設備完備
インプラント シミュレーションソフト
実際の手術の前にシミュレーションを行い、埋め込む位置を決定します。
インプラントを理想的な位置に埋め込むために必要な設備
今では多くの歯科医院でCT撮影が出来るようになりました。
しかし、ただCTを撮っただけでは不十分で、そのデータを生かすためのシステムが必要です。インプラントシミュレーションソフトは、CTデータ上に実物大のインプラント形状を重ね合せして、理想的な埋入位置を決めるためのものです。
このソフトが登場して以来、当院はいち早く導入し、より確実でリスクを伴わないインプラント治療を心がけてきました。
シミュレーションソフトの使用はガイドラインでも推奨されていますが、高額なため、なかなか普及していません。当院では難易度を問わず全症例に用い、確実に安全なインプラントを行なっています。
全ての患者様にご負担なく、いつでも何度でもシミュレーション
シミュレーションソフトは、高額なソフトなため単回使用ライセンスが存在し、1回2万円と、かなり敷居が高いものとなっています。
一方当院では、メジャーなプランニングソフト3種、合計計6つの無制限ライセンスを自己所有し、勤務医にも貸与しております。
全ての患者様に、一切の負担無しで、いつでも何度でもシミュレーションを行うことが可能です。
当院に最初にインプラント相談に訪れた患者様は全員、初診の時点で迅速シミュレーションを行い、その画面をご覧頂きながら説明をしています。インプラント治療について納得してから選びたいと言う方は、ぜひ当院にお越し下さい。
患者様自身が実際に治療のイメージを確認できる
インプラント治療に限らず、医療というものはしばしば患者様にとってわかりにくく、あまり治療内容がよくわからないまま、不安を感じながら決断されている方も珍しくないでしょう。
一方、シミュレーションソフトがあれば、実際のイメージを見てどんな治療が行われるかを確認することができます。大型スクリーンで、ご自分の顎の骨の立体的な状態を見ていただき、インプラントをどこにどのように埋め込むのかを事前に確認することができますので、自信を持って自らの治療を決断していただくことができます。
インストラクターを務めている歯科医師が担当
現在副院長の私は3大シミュレーションソフト中2つのソフトの東海地区のインストラクターを担っています。有志の先生や経験の浅い先生が定期的に相談症例を持寄って、参加者全員でディスカッションしながら、治療方針を立案していくという、非常に実践的なセミナーです。
ソフトウェアの金額がネックなため、なかなか普及しませんが、明らかに治療の品質が向上し、歯科医師と患者様の両者が不安を抱えずに手術に臨めるため、必須であると考えます。今後もリスクを抑えた高品質なインプラントの普及のために、啓蒙活動を続けて参ります。
サージカルガイド
シミュレーション通りに確実にインプラントを埋入できる設備
決めた位置に確実にインプラントを埋め込むことが可能
シミュレーションソフトでインプラントの埋め込み位置を決めても、それを患者様の口腔内で再現できなければ意味がありません。サージカルガイドを使用すれば、シミュレーション通りにインプラントを埋入することが可能になります。
サージカルガイドを用いたインプラント手術は、フリーハンドのベテランドクターよりも精度が良いことが分っています。
負担なしでサージカルプレートをご提供
残念ながら、このサージカルガイドプレートは製作するために5万円ほどかかります。
サージカルガイドは口腔内での使用が許された生体適合性材料樹脂を用いて作らないといけないため、専用の業者に外注されることが一般的なためです。
サージカルガイドは口腔内での使用が許された生体適合性材料樹脂を用いて作らないといけないため、専用の業者に外注されることが一般的なためです。
ソフトウェアの費用と同じく、追加の費用負担を望まない患者様は多いため、結果的にサージカルガイドを用いずに、フリーハンドで治療をしている先生が一般的です。
一方、当院では全ての患者様にサージカルガイドプレートを無料でご提供しています。
院内3Dプリンターで作製
外注すると通常5万円程するサージカルガイドですが、当院では院内にサージカルガイドを製作する設備一式を備えており、専用の3Dプリンターと生体適合性材料を用いて自作しています。使用している機材は外注業者と同じ物ですので、精度も同等です。
顎骨モデルで練習後に手術へ
当院では、石膏を原材料とした3Dプリンターを所有しており、患者様の顎骨を3Dプリンターでいくつも作ることができます。これがあることにより、難しい手術は何度も模型上で手術の練習をしてから、本番に臨むことができます。
石膏系の3Dプリンターで作られた模型は、ドリルの感触が骨に近いため、より実践的なトレーニングが可能です。
無菌手術室
無菌的な環境を作り出し、手術中の感染を起こさない
徹底的に無菌的な環境を
病院で一般的な無菌手術室とは、非常に強力な換気・排気システムと空気清浄機で、手術室内の空中の細菌数を限りなく抑えることのできる部屋のことです。
常に部屋から外部に向けて空気圧がかかるようになっており、たとえ扉が開いても、外気の流入が起きないようになっています。また、HEPAフィルターという特殊なフィルターを搭載した空気清浄機による強制的な空気浄化も行っています。
また、床材や壁材、照明などにも特別な素材を使用しています。
歯科医院の空気は汚い
実は、歯科医院の空気中には、たくさんの汚染物質が舞っています。患者様の唾液や歯の削り屑、人工材料の削り屑などは、フロア全体に広がっています。窓を開けて換気をしても、建物の屋外からは車の排気ガスや土埃が入ってきます。
過去100年以上、歯科はこの環境でやってきており、実際に問題とならなかったので良かったのですが、インプラント治療となると話は違ってきます。
無菌手術室は、病院では当り前の設備
インプラントというと歯科では人工歯根のことをいいますが、本来「体に埋め込むもの」ということを意味しますので、医科の分野でも様々なインプラントが存在します。
医科のインプラントでは人工脊柱や、人工股関節が有名です。これらはどのような環境で体内に埋入されているでしょうか?
当然、病院の隔離された無菌手術室で行われています。他人の唾液や排ガスが舞っているところで手術をするということはありえないことで、感染を防ぐためには常識です。
このような手術を手がけているドクターからすると、例えばビルのテナントの個室で豊胸目的のシリコンインプラント手術をしてしまう美容整形外科医や歯科インプラント医には違和感を覚えるそうです。
「ただの個室」とは違います
「手術室完備」を謳う歯科医院は沢山ありますが、実際のところ、その多くはただの「個室」でしかなく、いわゆる患者様が期待する病院の無菌手術室とは全く異なるというケースが多いようです。
病院レベルの無菌手術室で感染リスクの無い手術
実際に、当院の術後の手術部位の感染による合併症は、平均と比較し大変少なくなっています。これは、無菌手術室に寄るところが大きいと感じています。
無菌手術室は歯科の慣例からすると大げさに感じるかも知れませんが、歯科インプラント治療の発明以降、我々はすでに過去とは違う領域に踏込んでいます。その領域を医科では無菌手術室で扱うことが「常識」となっています。
特別な追加料金も頂きません。限りなくリスクを抑えた治療を求める患者様は、是非一度、お越し下さい。
麻酔全身管理
麻酔担当医が全身管理を行い、もしもの場合の対応も可能です。
普通の歯科医師は点滴ができない
半分眠ったような状態で手術が受けられる鎮静麻酔(リラックス麻酔)を用いる医療機関はいくつか存在しますが、多くは初回投与のみの内服による麻酔で、点滴を繋いだリアルタイムな全身管理というのは提供されません。
歯科大学では点滴の授業はほとんど無いため、別途特別な訓練を受けないとできないのです。
リアルタイムの全身管理で体調の変化を見逃さない
当院で行われる静脈内鎮静麻酔(リラックス麻酔)は、執刀医とは別の麻酔担当医により、生体モニターや点滴を用いて常時管理されます。痛みだけではなく、意識の状態や、血圧、心拍数、呼吸、体温、出血など、刻々と変る患者様の体の状況に即応して、薬剤を投与し、常に患者様が危険なく、快適に手術が受けられるように全身を管理します。
当院では手術室のみならず、全ての診療台に生体モニターをつけられる環境を整えています。
通常8万円程の麻酔担当医の料金が無料です
一般的に麻酔担当医を常設する歯科医院はめったになく、多くはその日限りのバイトの麻酔の先生を呼んで行われます。その場合、8万円程料金がかかり、その料金は当然患者様負担となってしまいます。
そのため、多くの患者様は結局治療費を抑えるために麻酔医無しの治療に妥協されたり、難症例についてはドクターからのすすめで、追加の支払を余儀なくされる、ということになってしまいます。
一方当院では、追加料金無しで、全症例麻酔担当医を常設し、全身管理を提供していますので、患者様は無用な心配をする必要がありません。
迅速な緊急時対応ができる
手術中というのは、体調が急変する場合というのも考えておかねばなりません。
当院では、万が一、生命に関わるような緊急事態が生じた場合には、すぐさまその救命処置に当たります。副院長はACLSプロバイダーと呼ばれる二次救命ライセンスを取得しています。
ACLSプロバイダーとは
AHA(American Heart Association:アメリカ心臓協会)が発行するライセンスで、救急隊が到着した後から、病院の初動スタッフによる救命処置までについて学習・訓練し、合格しているというライセンスで、各国の救急隊や病院看護師、医師が取得するメジャーなライセンスです。
幸運なことに、過去に当院ではそのようなケースは一切ありません。しかし、高齢社会で、基礎疾患をお持ちの方が多い日本では、歯科治療や手術に関係なく、いつどこで人が倒れてもおかしくない状況です。実際に、病院の待合室で心筋梗塞、脳梗塞を発症される方は多く報告されています。
緊急時も迅速に救命処置に当たります
吉岡歯科医院は1次医療機関として、緊急時は躊躇無く救急車を手配し、到着までの約7分間の一次救命措置と、救急隊と連携したシームレスな二次救命措置に全力を出せるよう備えています。