特徴3 | 7~12歳のお子さまの場合
むし歯のコントロールの強化
小学生の間は、毎年のように乳歯が永久歯に生え替わります。生え替わったばかりの歯はまだ質が弱く、むし歯になりやすいので、この時期は大人の歯をむし歯にしないために特に警戒が必要です。
生え替わりが進むにつれて、むし歯リスクの高い場所が変わってくるので、当院では、お子さまのお一人お一人の状況に合った磨き方や予防方法を、丁寧にわかりやすくアドバイスします。
また、低学年から中学年に上がるにつれ、お子さまが徐々に自分でちゃんと磨けるようになる、つまり自分の健康は自分で守る習慣をつけておくことがとても大事です。なぜなら、高学年になると、夜遅くまでの習い事や買い食いをするようになるなど、親御さんのコントロールのきかない生活習慣が増えるからです。
歯の知識や予防の習慣がない状態だと、この時期に急激にむし歯ができる可能性があります。年齢が上がるにつれ、親御さんがお子さまにできることはだんだんと減ってきますので、そういった意味でも、より定期健診が重要になってきます。
歯並びもこまめにチェック
この時期には、生え替わりが進み、永久歯の歯並びが形成されると同時に、あごの骨の成長が盛んになります。そのため、歯並びや骨格の状態も定期健診時にこまめにチェックしていきます。
歯並びやあごの大きさの問題がある場合、この時期に矯正治療を開始することで、あごの骨の成長をコントロールしながら歯並びを整えていくことができるので、非抜歯で矯正治療ができる可能性が高くなるなど、さまざまなメリットがあります。