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インプラントの失敗事例は?失敗を防ぐポイント3選

名古屋市でインプラント治療を行う吉岡歯科医院 副院長の吉岡登史彰です。

たとえ技術の高い歯科医師を頼っても、設備が充実している歯科医院にかかっていても、インプラント治療をするときに気になるのは「失敗のリスク」ではないでしょうか。
「事前に聞いていた痛みのレベルとは違ったらどうしよう」という一時的な不安から、「いざ抜歯してから失敗しましたと言われたらどうするの?」という長期的な不安まで、
患者様の想いはさまざまです。
今回は、インプラント治療に関する失敗事例を紹介しながら、そうした失敗を防ぐための施策や当院での対処法にも触れるので不安のある方こそ、ぜひご覧ください。

インプラント治療に関する代表的な失敗事例は?

歯の痛みを感じる女性

早速、インプラント治療に関する代表的な失敗事例を紹介します。
こういった事例を知ってしまうことで更に怖さが増してしまうかもしれませんが、いずれも既に予防法が確立されている内容なので、
過度に心配する必要はありません。

埋入したインプラント体が固定・結合されない

インプラント治療をする際はまず歯茎にインプラント体を埋め込むための穴を開ける必要があります。
その後、インプラント体を埋め込んで固定・結合してから上部構造である義歯を装着するのが一般的ですが、このインプラント体がぐらついてしまうことがあります。

ぐらつくと当然咀嚼能力が回復できず違和感が出るようになり、最悪の場合インプラント体自体が脱離してしまうケースもあるので注意すべき事例といえるでしょう。
なお、固定・結合されないほとんどの理由はインプラント体を適切に埋入できていないことにあります。
名古屋にある当院、吉岡歯科医院ではインプラント治療専用のシミュレーションソフトとサージカルプレートを使って、
当初の予定通りに適切な埋入ができるよう、手術当日に向けて万全の準備を進めます。
シミュレーションソフトでは、事前の検査・レントゲン・CT撮影のデータを取り込んで患者様一人ひとり異なるお口の状態を再現できます。
そのうえでコンピューター上にインプラントを設計し、どこにどれくらいの深さで埋入するのが適切かひとりずつ計算していくので、手術当日に迷うことがありません。
また、シミュレーションソフトで計算した内容は3Dプリンターを使ってサージカルプレートに起こしていくため、
データ上だけでなく実際に触りながらシミュレーションすることも可能です。
シミュレーションがどんなに正しくても、実際にシミュレーション通りの手術ができないと意味がありません。
当院ではシミュレーションを確実に再現するための材料として、サージカルプレートを追加しています。
なお、一般的にはサージカルプレートの作成に5万円ほどのコストがかかりますが、当院では希望する方全員に無料で提供しているので、コスト面でのデメリットもありません。

インプラント周囲炎にかかってしまう

オペ室

インプラント周囲炎とは、インプラントやその周辺が細菌に感染することで生じる炎症です。
義歯には天然歯のように歯根膜がなくプラークと呼ばれる歯垢がたまりやすくなるので、より症状が進行しやすいのも懸念されています。
インプラント周囲炎が起きる原因は、歯科医院側の理由と患者様自身の理由とにわかれます。
例えば歯科医院側の原因として、衛生管理の不徹底が挙げられます。
手術中に細菌へ感染したり手術室の衛生状態が理想的でなかったりする場合、当然インプラント周囲炎にかかるリスクが上がります。
患者様自身の原因としては、手術後のメンテナンス不足が代表的な理由といえるでしょう。
手術後の検査予約を忘れたまま過ごしてしまったり、歯ブラシやフロスを使わずお手入れを怠ったりすると、
虫歯の原因であるプラークが残ったままになってインプラント周囲炎を引き起こします。

当院では、徹底した無菌的環境を整備しています。
一般的な歯科治療に必須である器具滅菌の徹底・滅菌白衣・滅菌手袋の使用といった対策はもちろん、
通常の一般歯科医院にはないような大学病院の手術室と同等の手術室環境を備えています。
赤外線センサーやフットコントロールで温水・石鹸が出る設備・蛋白分解酵素入りの超音波洗浄機・高圧蒸気滅菌器・診療室内の空気を
24時間体制で殺菌できるオゾン殺菌機などを準備しているので、お越しになった際はぜひご確認ください。
また、インプラント専用手術室も完備しているので、万全の感染防御態勢のもとで手術が可能です。
手術後の検査を徹底することはもちろん、自宅でできるセルフメンテナンス法もお伝えしているので、長くインプラントを使えるよう工夫できます。

骨造成時の細菌感染

顎の骨が薄いもしくは少ない方でも、骨造成治療をすればインプラントを埋入できます。
ご自身の骨や人工骨を補填して強度を増しながらインプラントを埋入できるようにする治療法であり、一度下がってしまった歯茎を調整したり見た目の美しさも整ったり、
歯以外のメリットも多いことで注目されました。
ただし、骨補填材を入れたとしても骨が生着しなかった場合、感染症を引き起こしやすくなるので注意が必要です。
感染症に至らなかったとしてもインプラントも骨と結合しないまま治療が進んでしまうので、ぐらつき・脱離・見た目の悪さにもつながります。
当院では、他歯科医院で実施した骨造成治療のやり直しをした症例もございます。
骨造成は素晴しい治療ですが、その治療期間の長さやリスクも承知のうえで、自分に合っているかを正しく判断する必要があります。
骨造成治療をする場合は、特に治療実績のある歯科医院にすることを視野に入れる必要があるでしょう。
なお、当院では同じ骨造成治療でも「GBR(骨誘導再生法)」「サイナススリフト(上顎洞底挙上術)」「ソケットリフト(上顎洞底挙上術)」「ソケットプリザベーション」に対応しているので、
お口の状態や症状に合わせて多彩な選択肢のなかからベストと思われるものをご提案します。

痛みなどの訴えの見逃し

吉岡歯科医院

インプラント手術の後はどうしても痛みや腫れが生じてしまうものであり、麻酔・痛み止め・スピーディーな手術を全力で心掛けたとしても完全にゼロにするのは難しいものです。
しかし、「よくあることだから」と痛み・腫れなどの訴えを見逃しているうちに、実は背景に大きなリスクが隠れていたという事例も耳にします。
例えば、多数のインプラントが適切な位置に埋入されなかった場合、ズレによる痛みや膿が生じることがあります。
きちんとアフターケアしなかったことが原因でインプラント周囲炎になっているものの、
痛みや違和感を一般的な術後の症状だと見逃してしまうこともあるでしょう。
症状が進行する前に気付ければ軽度の調整で済むケースであっても、症状が進んでからでは大規模な治療が必要になることがあるので注意が必要です。

当院では、施術後の検診やチェックを欠かしません。
定期的な経過観察もしているので、トラブルがあっても早い段階で気づける体制を整えています。
また、痛み止めなどの処方も致しますが、強い痛みや違和感が出たときは遠慮なくご相談ください。
遠慮なく相談できる信頼関係を作ってから手術を開始するので、不安なこと・心配なことがあればいつでもお声かけいただいて問題ありません。

人工歯の不具合

インプラント失敗例として、人工歯の不具合も挙げることができるでしょう。
人工歯は、長期間使用できるように、耐久性に優れた素材が使われます。
しかし、適切な治療とメンテナンスがおこなわれなければ、破損してしまったり外れてしまったりということがあり得るのです。
例えば、治療時には、取り付けた人工歯の噛み合わせを調整しています。
その調整が適切でなかった場合は、人工歯の一部に負担がかかり、破損を招いてしまうことがあります。
また、人工歯を取り付けるためには、土台となるアバットメントの装着が必要です。
アバットメントの装着が甘かった場合は、アバットメントに取り付けた人工歯にゆるみが生じ、ぐらぐらしたり外れたりということもあり得ます。
当院では、人工歯に不具合が生じにくいよう、丁寧なカウンセリングやヒアリングをおこない、アフターフォローの体制も整えています

インプラント埋入箇所の誤り

インプラントは、埋入箇所を誤るような失敗も怖いものです。
適切に埋入できなければ、インプラント体が骨に達せずに歯肉で止まってしまうことや、上顎洞(じょうがくどう。副鼻腔)にインプラント体が入り込んでしまうことがあります。
このようになるとインプラント体が役目を果たさないばかりか、上顎洞内部で炎症を起こすといった問題が起きるため、摘出が必要になります。
また、下顎骨を突き破って、神経や血管を傷付けてしまうこともあり得る話です。
神経を損傷させれば、程度によっては、インプラント体を摘出しても麻痺症状が残ってしまいます。
血管を損傷すれば、出血によって喉の気道がふさがれ、呼吸困難に陥ってしまうこともあります。
このようなことが起きるため、インプラントの埋入箇所については慎重に決定する必要があるのです。
当院では、シミュレーションソフトやCT、レントゲンなどを用いて、適切な埋入箇所を計算しています。

インプラントで口元の見た目が悪くなる

インプラントでは、口元の見た目が悪くなったという失敗例もあります。
インプラントは、天然歯と近い見た目の人工歯を用いるため、見た目にも美しく整えられることがあります。
しかし、インプラントの埋め込む方向が僅かに異なるだけでも、出っ歯に見えてしまったり、歯が長くなったような違和感を覚えたりということがあるのです。
また、人工歯の色や形が合っていなかった場合も、見た目に違和感が付きまといます。
更に、骨の厚みが不足している、あるいは歯肉が収縮しているという患者様もいるでしょう。
歯科医院によっては、骨の厚み不足や歯肉の収縮を、長い人工歯で補うため、見た目の印象が悪くなることがあります。
骨造成の上手さや、歯肉回復の巧みさは歯科医院によって異なります。
そのため、経験や実績が豊富で、口元の美観にも気を遣ってくれている歯科医院を選ぶ必要があるのです。
当院では、骨が少なすぎてインプラントができないと断られた方でも、骨造成治療で厚みを出し、インプラント体の本数が少ないオールオン4を用いることで、インプラントできることがあります。
また、インプラント治療を30年以上続けて技術や知識を磨いており、患者様の口元の印象を悪くしたくないというご要望にも、できる限り応えています

インプラントで死亡した事例もある?

インプラントでは、死亡事故も実際に起きているため、注意が必要です。
2007年には、東京都の歯科医院でインプラントを受けた女性が、手術後に亡くなった事故が起きています。
この死亡事故では、顎骨をドリルで削る際に動脈を傷付けたことが、手術後の出血と窒息につながったとされています。
インプラントをおこなう口内は、重要器官から離れていますが、太い動脈を傷付けるリスクがあることを覚えておかなければなりません。
安全性を高めるために、実績が豊富で、CT撮影で動脈の位置を確認できるなど、技術と信頼性が高い歯科医院を選ぶ必要があります。

参考:日本経済新聞「インプラント手術で女性死亡、都内の歯科医を書類送検

インプラント手術を受けるなら、歯科医院選びが大切に

上記を踏まえると、インプラント手術を受けたい方は、歯科医院選びをしっかりおこなう必要があるといえます。
当院のインプラント手術には、下記のような特徴があります。

・豊富な実績、難症例にも対応
・丁寧なカウンセリング
・高品質なインプラント体を使い分け
・徹底した痛みへの配慮
・インプラントに必要な設備の完備
・徹底した感染対策
・明瞭な価格設定
・他の医療・教育機関と連携

安心してインプラントに臨んでいただくために、技術を磨き、実績を重ねています。
また、できる限り設備を整えていることも特徴の一つです。
当院の特徴について、より詳しくは、こちらもご確認ください。

まとめ

インプラントの失敗事例は、インターネット上で検索すると多数目にすることがあるので余計に怖さを感じてしまうことがあるでしょう。
しかし、感染症を防ぐ歯科医院の充実した設備、技術・知識・経験とともに優れた歯科医師・丁寧なカウンセリングとアフターフォロー体制があればインプラントのリスクは最小限に抑えられます
「どうしても怖くて踏み切れない」という場合でも、一度当院にご相談ください
名古屋で数多くの実績を築いてきた当院だからこそ納得できる治療方針が見つかるよう、全力でバックアップ致します。

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